僕自身、普段は西明石の病院でリハビリをしている理学療法士です。
理学療法士ってどんなことするの?って感じですが、
『痛みをとってくれるマッサージ屋さん』
ではなく!
『目標(Goal)を達成するための道筋(プログラム)を立てて、互いに改善点を共有し達成して目的を実現する』
そのための手段として痛みを取るために炎症部位や硬くなった筋肉の異常を取り除くために、マッサージを選択するときもある。という事です。
しっかりと患者と向き合う中で、サッカーをしている小学生を担当することになりました。
膝のお皿が割れてしまうという怪我をした小学生です。
目標は
『地区選抜に選ばれたい。Aチームで活躍したい。』
いい目標があり、モチベーションも高い少年でした?
しかし、怪我してあと3週後くらいに地区選抜の選考会があるから参加したい!という意思表示をしてくれたが、
実際怪我の状態、身体の状態ではまた怪我の危険が伴っているため、難しいことを伝えました。
少年は泣きました。
「この日のために今まで頑張ってきた。なのに、、、」
でも僕は話を続けました。
「怪我した選手を多く担当してきました。でも怪我した事で自分の身体と向き合い、自分の身体に対する気づきが得られます!すると怪我するよりも身体が動かしやすくなりました!という方々を何人も見た事があります。逆に怪我はチャンスだぞ!自分と向き合ういい時間!地区選抜の選考会は今年で終わりじゃないから、6年生の時の地区選抜の選考会で、審査するコーチ陣の目を釘付けにしてやろうよ!」
と鼓舞しました。
少年の涙は止まらなかったけど、目に闘志が宿る様子が伺えました。この子ならできると信じました。
順を追って説明は省きますが、毎回フィジカルトレーニングの宿題をしてもらいました。
フィジカルトレーニングの意図は以前投稿したブログの内容も含みます!
これ以外にも多くの宿題トレーニングに取り組み、
結果Aチームの練習参加、Aチームの試合出場という目標を達成しました!
病院でのリハビリは骨折部位が治ることや、痛みがなくなり主治医の診察が終了する事でリハビリも終了します。
終わった後、お手紙をくれました。
僕がいつも気をつけている事ですが、
患者さんと言うより、
1人のヒトとしてしっかりと全人的に関わる。
真摯に向き合い、目標に向けて一緒に共有する。
目標達成できると同じように嬉しいし、胸熱です!?
痛みと向き合う事は自分と向き合う事が多いから辛いです。
でも自分のポジティブな部分も知る事ができ、着実に目標達成します!
本当に理学療法士で良かったと思えた瞬間でした!
Hくん、これからの活躍期待しています!あなたならできる!