元町商店街の中にあるミニシアター『元町映画館』(神戸市中央区)でオリジナル企画「Women’s Film Week 2025」が3月8日から14日にかけて開催されます。
『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』© Chantal Akerman Foundation
女性の差別撤廃や参政権を求めて行われた20世紀初頭のデモを起源に、1975年に国連により3月8日に制定された「国際女性デー」を含む1週間に、さまざまな視点から女性たちを描いた“女性映画”が特集上映されます。
『冬の旅(2K修復版)』©1985 Ciné-Tamaris / films A2
今回用意されるのは、『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』、『冬の旅(2K修復版)』、『子猫をお願い4K リマスター版』、『映画 ◯月◯日、区長になる女。』の4作品。問題を突きつけるばかりでなく、映画としての面白さで作品をセレクトされているので、どれも映画的魅力に溢れています。
『子猫をお願い4K リマスター版』©2001 by IPictures and Masulpiri Pictures.
期間中の3月8日には、4世代の女性映画館スタッフと社員によるオープニングトーク、3月9日には『映画 〇月〇日、区長になる女』のペヤンヌマキ監督と作家アルテイシアさん(神戸出身)のトークも開催(監督はリモート登壇)。
『映画 ◯月◯日、区長になる女。』©2024 映画 ◯月◯日、区長になる女。製作委員会
3月12日には「映画と本 作品の中の女たち」と題し、NINE STORIES主催者のかとうさおりさんと、近隣書店「1003(センサン)」店主の奥村千織さんとのコラボトークも予定されています。
担当者は「観たことのある作品でも、テーマに焦点を合わせることで新たな気づきを得られることもあります。ミニシアターだからこそできる企画として、いまだジェンダー平等が実現されていない世界で、映画で描かれたさまざまな女性の姿を通してみなさんと一緒に考えていきたいと思っています」とコメントしています。
詳細情報
- 開催期間
- 2025年3月8日(土)~14日(金)
- 場所
- 元町映画館
(神戸市中央区元町通4丁目1-12)
Google マップ - 料金
- 一般1,800円
シニア(60歳以上) 1,300円
学生・障害者 1,000円
神戸映画サークル会員 1,300円
サポーターズクラブ 1,200円
水曜サービスデー/月・金曜いっしょ割 (2名以上の鑑賞でひとり) 1,300円 - 時間
- 各日15:50より日替わり上映
※詳細・タイムスケジュールは公式サイトにて