【2023年版】Power AutomateでWordPressプラグイン 完全自動翻訳 無料

1 Poedit with DeepL

WordPressを使いこなす人でPoeditを知らない人はいないでしょう。さらに、プラグインの数が少ない日本発のWordpress。英語圏に頼っている同士も少なくないでしょう。Poeditの登場活躍に今尚助けられています。

一度のPoedit起動でオンライン提案が10回無料で利用できます。50件程度の翻訳ならPoeditの起動をすれば余裕で完訳。

以前迄は、Poeditのオンライン提案はMicrosoft翻訳だけでした。しかし2021年から徐々にDeepLに変化している傾向があります。著者もほぼ同じ時期にDeepL Apiの力を借りニュース記事の自動翻訳を実現。自身もDeepLへの依存性が高まっています。

Poeditのオンライン提案の無料枠がなくなれば、DeepLデスクトップアプリに手動で原文をコピー。訳文を手動で対訳に貼り付けると、地獄的繰り返しの作業が延々と続きます。

ここで出揃った精鋭たち。

• Power Automate 個人デスクトップを自動化
• Poedit WordPress 翻訳ツール
• DeepLデスクトップアプリ 正確、そして無料翻訳ソフト

2 マウスとキーボードを操作するマクロだけではない

Poeditのオンライン提案の無料枠に頼るには限界があります。その後はPoedit → DeepL → Poedit ∞ 延々と終わらないCtrl ＋ C / Ctrl ＋ V ！一見規則のある操作。著者はマウスをクリックするマクロ「HiMacroEx」で自動化することに挑戦してみました。

「HiMacroEx」でスクリーンのクリック位置を記憶させ、マウスでクリックさせる仕組みです。DeepLデスクトップアプリは訳文の長さに対しレイアウトの自動調整があります。クリックしたい位置に可変。さらに苦労して記録したマクロの再利用が極めて難しい・前回のソフトの配置を完璧に再現する必要がある。‥等の苦労を重ねた後、マウスクリックのマクロ化は封印しました。

次元が違うPower Automate。Windows内ならではの優秀な存在！

各ソフトUIから特定の要素を指定できます。一度指定すれば、位置の変動どころか表示/非表示の切り替えまでも逃さない。

指定したUI要素の中でキーボードの操作（キーの送信）が自由にできます。

UI要素のラベル、クリップボードのテキストを取得し変数として保存することができます。

もちろんPower Automate機能は山程ありますが、主に上記の3つだけで自動翻訳を実現することができました。

3 実演

処理フロー

現在、個人作成のPower Automateフローをエクスポートなどで共有できる手段はまだありません。全ての詳細を提供することはできませんが、一部の詳細を解説し共有します。

Poedit から 取得するUI要素

• 保存ボタン
• ソーステキスト欄
• 対訳欄
• ステータスバー

DeepL から 取得するUI要素

• 原文欄
• クリアボタン
• コピーボタン

4 注意点

• 原文が複数形の場合。Poeditのソーステキスト欄を二つに分け、どちらから取得するか指定します。著者は主に単数形を指定。
• Power AutomateはソフトのWindows名を認識する為、Poeditが未保存の場合Window名に「変更済」の文字が追加されます。その為フローを実行する前、事前にPoeditを未保存に設定しないと認識されません。
• 初めはDeepLのクリアボタンが非表示です。Power Automateは非表示の認識に時間がかかります。クリアボタンを先に表示させましょう。
• DeepLのインターネットの通信時間を短縮する為、原文の言語を「英語」に固定しましょう
• 1000件前後の翻訳は5時間かかります。さらに、1000件ごとにDeepLを再起動しないといけません。

5 まとめ

あくまで個人の趣味感想ですが、機械的な作業はソフトの開発より先にPower Automateに頼ってみてどうでしょうか。かなり手ごろで楽になれるかもしれません。Poedit、DeepLは新時代のIT業界をけん引している実力アプリ。是非Pro版を優先し利用することをお勧めします。

そして、さらに詳しいソースコードを求めている方・LIFF開発に興味がありLIFEに関する意見を交換したい方・内容に関する相意見がある場合は是非ログインしてコメントを残してください。

ご拝読いただきありがとうございました。次回も有益な情報を提供しますのでお楽しみに。