記者資料提供(2022年12月16日)
教育委員会事務局学校教育部学校教育課
従前から、登下校時の持ち物については、持ち運ぶ教材の多さが児童によって負担となっているとの意見があり、さらに近年学習用パソコンの持ち帰りが加わったことで、さらなる負担増も懸念されております。
そこで、神戸市立小学校の登下校時の持ち物の負担軽減に向けた、現在の見直しの状況と今後の対応について、報告いたします。
1.これまでの取組状況
平成30年以降、これまでの「基本は全て持ち帰る」といった対応ではなく、学校に置いて帰ることができるものは何かを検討した上で、使用の状況に応じて教科書や学用品を置いて帰る等、「児童の負担を考慮した」対応の見直しを行っている。
2.見直しの状況
・家庭学習でよく使用する国語・算数以外の教科書類は、ほとんどを学校に置いて帰っている。
・鍵盤ハーモニカや算数セット等特に持ち運びが負担となる学用品については、全ての学校が置いて帰る対応をとっている。
・学習用パソコンの持ち帰りについては、学年が上がるにつれて、持ち帰り頻度も高くなっている。
3.今後の対応
・これまでの「学校に置いて帰ることができる学用品(置き勉)」から、「家庭学習のために持って帰る学用品」へ発想を転換する。
・発想の転換を図る中で、これまでの「置き勉」に代わる新しいキャッチフレーズを児童に考えてもらい、募集する。集まったアイデアの中から、取組に見合った言葉を神戸市全体にも広げていく。