川西市郷土館では、神戸須磨張り子の制作を続けている吉岡武徳さんの「須磨張り子展」が開催されています。期間は来年1月22日まで。
「須磨張り子」は吉岡武徳さんが地元の神戸で売られていた「だるまの張り子」に魅せられて、1984年に須磨で生まれた独自の創作張り子。無病息災を願うアマビエや来年の干支のウサギ、招き猫、神戸だるまなどやわらかな曲線で形作られているのも特徴です。
張り子は粘土の型に和紙を張り重ねて作られますが、明治時代以前の和紙が糊(のり)のなじみが良いため、吉岡さんは本屋を回って見つけた古書で、張り子の制作を続けているのだとか。
今回で5回目の企画展となり、鑑賞した人は「どれも優しい姿をしており、心が温かくなった。世間では、まだまだコロナ禍でいろいろな制限が続いているが、張り子を見て、良い新年を迎えられそうです」と話しています。<記者のひとこと>
吉岡さんが手掛けた作品は、クリスマスやひな人形、須磨の昔話や源平合戦をモチーフにしたものまで合計780点を展示。ほっこりかわいい「須磨張り子」の数々に癒されてくださいね。そのほか、吉岡さんの妻・はるこさんが張り子の制作過程を物語で表現された15枚の版画も展示しているみたい!
詳細情報
- 期間
- 2022年12月6日(火)~2023年1月22日(日)
- 場所
- 川西市郷土館
(川西市下財町4-1)
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※駐車場:約10台あり - 開館時間
- 10:00〜16:30(入館は16:00まで)
- 休館日
- 月曜(月曜が祝日の場合はその翌平日)
12月28日(水)~1月4日(水) - 料金
- 一般300円、高校・大学生200円
小・中学生150円
※川西市・伊丹市・宝塚市・三田市・猪名川町の小中学生は無料
※65歳以上の方は一般の半額。障害者及びその介護者は半額