名門・貝島家の華やかなひな飾りが観賞できる！神戸酒心館

神戸酒心館（神戸市東灘区）で2月25日から3月3日まで、恒例の「雛人形展2023」が開かれます。入場無料。

日本酒・福寿の蔵元である神戸酒心館で毎年行われてきた同展ですが、新型コロナウイルス感染症予防対策として開催が見送られ続け、今年3年ぶりの実施が決定しました。
会場には、福岡筑豊で炭鉱業を興隆させて一時代を画した「筑豊の御三家」の1つである名門、貝島家が所蔵していたひな人形が展示されます。
2009年に神戸酒心館へと寄贈されたことから行われるようになった同展。そのひな人形は、創業者貝島太助氏の末弟貝島嘉蔵氏に始まる福岡高宮の「高宮貝島本家」三代目当主貝島孝氏が長女禮子氏の初節句にあたり、京都の老舗人形店丸屋（現・丸平大木人形店）に製作を依頼、五世大木平藏氏の手により昭和十五年に出来上がったものだと言います。
今では貴重な文化財となっているという伝統技術が随所に散りばめられている同作品。京都・丸平大木人形店によると十五人揃いの華やかな雛飾りで、雛道具も屏風などの室礼の道具から、前飾り、化粧道具、御籠、御所車に至るまで、家紋散らしの別誂品となっているとのこと。
同館では「江戸時代の大きな梁をはじめ、木のぬくもりを感じる優しい雰囲気を醸す「神戸酒心館ホール」の空間を贅沢に使用して設えた「雛人形」は必見です」と見どころを伝えています。＜記者のひとこと＞
「炭鉱王」と呼ばれるほど隆盛を誇ったという貝島家の見事なひな人形。
ぜひ本格的なそれを、我が子にも見せてあげたいです♪

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