目次
1 回数制について
スーパー銭湯の入浴券・バスの乗車券・イベント参加券など、世の中には回数券の利用場面が数多くあります。
今回はスポーツ教室Gooall様協力の下(以下Gooall)、Line&woocommerceで実用化したオンライン回数制を紹介します。
まず、オンライン回数制。導入以前、Gooallの紙媒体での仕組みを簡単に説明します。
- 通いたいクラスを生徒自身が選択
- Gooallの講師に申込み
- 申込時に代金を支払、紙媒体5枚セットのチケットを受取る
- 申込んだレッスンに参加する度、紙媒体のチケット一枚を持参し消費する
一見、一般的な施設利用と同じ仕組みですが、スポーツ教室は少し特殊です。
- 生徒たちが持続的にレッスンへ通うことを促す為、チケットの有効期限が存在する
- 講師側は常に連携を計れるよう、毎回生徒たちの出席状況を把握することが必要
- 小学生以下の生徒が多い為、申込時は保護者の立ち合いが必須
- 紙媒体の為、紛失のリスクが高い
上記のような制限により、紙媒体のチケットは時代の流れ的に限界だと感じます。
ここで、「紙媒体チケットで実現できないことをオンライン化したら?」…簡単解決!
2 オンライン回数券でなにが変わる?
小学生からスマホを保有することも驚きではない、さらに生活の隅々までQRコードが張り込まれている現代、スマホがないと不便、もう過言ではなくなっています。
Gooallの場合、24時間利用できるオンラインショップにて回数券を事前に購入し、保護者の同行なしで生徒たちが登校できます。
オンライン回数制を利用する際、Lineリッチメニューから簡単に操作できます。
- 所有するチケット(回数)の残数、有効期限
- 「すぐ利用」ボタン
- 今までの注文履歴を表示
「すぐ利用」を押下で 回数券消費用QRコードが表示されます。QRコードを講師側へ提示することで一回の利用としてカウントされます。
3 オンライン化された回数制は最大のメリット:セルフ
回数券消費用のQRコードを管理(講師)側へ提示したら完結かと思いきや
Gooallの場合、講師対生徒は 1対N(複数)。さらにレッスン時間になると生徒は一斉に集合し続々と準備が始まる。レッスン前に講師一人でのN対応は、無駄な時間消失と手間が掛かる。
即ち、生徒からのセルフ消費は講師への負担・手間の削減・時間短縮 等。全てにおいてノンストレスでスムーズにレッスンに入る事ができ、双方互いの大きなメリットとなります。
①詳細利用:注文履歴の詳細を確認しながら、セルフで回数を利用
②クイック利用:OneChickで全自動の回数利用
4 注文履歴から回数利用状況一覧で管理者も楽々
管理者・講師・生徒・保護者、色んな役割を一枚の紙で連携しようとすると至難の業です。
特に管理者の立場からは利益を重視する一方、Gooallの場合 生徒たちから講師への評価。また一般企業であれば、お客様から会社への評価も重要となります。もちろんアンケート調査も一つの手段ですが、生徒の出席率や回数券の消費率も評価の基準値となります。その際、集計しなくてもオンラインから一覧を確認する事ができるのです。
生徒、クラスから、有効期限、残数まで一覧で表示し、全体的に一瞬で把握できます。
5 woocommerce側の設定は、たった2ステップ
オンライン回数制を導入した上で、商品編集ページから簡単に回数制用に切り替えが可能です。
バックエンド側、たった2ステップで設定が完了します。
- 回数制をチェック
- 一度の注文は回数(必須)&有効期限(任意)を決める
フロントエンド側 回数 & 有効期限が表示されます。
6 まとめ
Line LIFF・woocommerce 関連技術は改めて近いうちに公開予定です。Line公式アカウントは日本を基盤に生活する以上、これからの浸透も無視できません。実際 具体的な運用に利用してみるとビジネスラインでは、かなり重要な役割を果たしています。
月謝・年間パスポート等を利用していない組織はGooall含めたくさんあるでしょう。オンライン回数制でもっと手軽に管理・消費することができれば顧客の評価も高まります。
オンライン回数制にご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。マニアックな事例も前向きに意見交換しましょう。また、LIFF開発に興味がありLIFEに関する意見を交換したい方も是非ログインしてコメントを残してください。