神戸市：神戸市名誉市民の称号の贈呈について

記者資料提供（2024年10月23日）
市長室秘書課

神戸市名誉市民の称号の贈呈について

神戸市名誉市民の称号を、本日10月23日（水曜日）に下記の通り贈呈いたしました。

1.受称者

書家　井茂　雅吉（いしげ　まさきち）氏
（雅号：井茂　圭洞（いしげ　けいどう））
※略歴、事績の概要については別紙（PDF：415KB）のとおり
（当日の贈呈式の様子）

2.称号贈呈理由

　井茂雅吉（雅号 井茂圭洞）氏は、神戸市出身・在住の日本を代表する書家であり、伝統的な書の美しさと、現代の美的感覚を備えた「散らし書き」と呼ばれる「かな」書きの手法が評価されている。
　県立兵庫高校在学中に深山龍洞氏に師事し、書を学び、1961年日本美術展覧会（以下、日展）で初入選を果たし、1998年神戸市文化賞、2001年日展内閣総理大臣賞、2003年日本芸術院賞、2018年文化功労者など数多くの賞を受賞し、2023年には文化勲章を受章した。
　また、日本書道文化協会会長をはじめとする複数の書道団体で要職を務めるとともに、2021年に登録無形文化財に登録された「書道」の普及啓発活動を行っている。さらに、同氏の尽力により、2024年1月にはユネスコ無形文化遺産への登録について提案を行うことが文化庁より正式決定されるなど、日本の書道文化の振興と発展に寄与した功績が卓絶しているため。

参考

〇「神戸市名誉市民」について
　神戸市民又は市に縁故が深い方であって、公共の福祉の増進又は学術技芸の進展に寄与することによって、社会文化の発展に貢献し、その功績が卓絶する方に神戸市名誉市民の称号を贈呈し、その氏名と事績を公表して顕彰するものです。

〇過去の受称者（9名）