海と山に囲まれ高低差が非常に大きい神戸の街を語る上で欠かせないもの、それは「坂道」です。その数は非常に膨大で、中には地域住民の足腰を破壊するために存在しているとしか思えない“悪魔のような坂”も存在します。そんな、遭遇すると思わず「うわぁ…」と言葉が漏れること必至な坂道をご紹介。
今回訪れたのは東灘区にある通称「クネクネ坂」。“自動車泣かせ”でもあるこちらの坂を踏破してきました!
峠道のような見た目に上る前から「うわぁ…」と言ってしまいました…
クネクネ坂があるのは高級住宅街として知られる住吉山手エリア。坂のすぐそばには阪神間モダニズムを代表する名建築のひとつにも数えられる『白鶴美術館』があります。
美術館の本館と新館の間にある通りをまっすぐ進んでいくと、間もなく坂のスタート地点に到着します。
坂の始まりから傾斜が高く、坂を上っているというよりも山を登っているような気分に…。これが生活道路として利用されているなんて、住人の皆さんの足腰の強さに驚きです。
上り始めて数分ほどで「クネクネ坂」という通称の由来になったであろう急カーブが見えてきました。
「クネクネ」なんて可愛いネーミングを付けた先人に軽く怒りを覚えました
見てください、このヘアピンカーブを!道路に刻まれた黒いタイヤ痕がカーブのえげつなさを物語っています。筆者は少しでもショートカットしようとカーブの内側を歩きましたが、内側にいくほど傾斜がきつくなるので却って体力を消耗した気がします…。
足を運んだ際は横着せずに外側を大回りするようにしましょう。車の往来には十分気を付けてください!
悪夢のようなヘアピンカーブを上り切った先にも坂が…。なぜこんなことをしているのだろうと自問自答しながら足を前に進めると、その先には…。
果てしない坂道がず~っと続いていました(住宅街なので当たり前ですが)。少しだけ補足すると、クネクネ坂の終着点には戦没者を祀った「忠魂碑」のある広場があり、そこで一息つくとほんのりと達成感を感じることができました。
特別見晴らしがよいわけでもないので、坂を上るためだけに訪れることは決してオススメしませんが、白鶴美術館を訪れた際、帰りのバスを待つ間に天気が良ければ記念に挑戦するのは良いかもしれません!
詳細情報
- 場所
- クネクネ坂
(神戸市東灘区住吉山手)
Google マップ